日本人にマッチしたインプラント
今日は、当クリニックにおいてメインで使っているインプラントメーカーから新しく発売される
インプラントについて、紹介いたします。
現在、日本国内の歯科医院で使われているメーカーはほとんどが外国のメーカーです。
日本のメーカーもありますが、外国産(笑)がほとんどです。
欧米人に比べ日本人はインプラント治療において重要な骨の厚みが薄いといわれています。
骨は、厚ければ厚いほどいいです。
薄い場合、骨造成(GBRなど)を行って、骨の厚みを確保しなくてはいけません。
実際に骨造成を行ってインプラント治療を行いますが、やはり自分の骨が一番です。
そこで、今まで、直径が3.75mmのタイプが細かったのですが、3.25mmというサイズが
7月1日に発売されます。
この、直径3.25mmが発売されることで骨造成が必要なインプラントのケースも今までより簡単に行えるようになります。
今日撮影したCTが、まさに3.25mmの適応症というのをお見せします。
上顎の前歯です。
差し歯が入っていたのですが、根が割れてしまい抜歯予定です。
インプラント希望なので術前CTを撮りました。
抜歯してその場でインプラントの埋入します(抜歯即時っていうやつです)
直径3.75mmのインプラント体のイメージ画像です。
見ると、骨の厚みいっぱいいっぱいにインプラント体が入ることになります。
この場合、唇側(右側)の骨が埋入後吸収して支える骨の量が少なくなったり、審美的に金属が見える場合があります。
上顎のインプラントの場合、唇側(外側)の骨はとても大事です。
ここで、直径3.25mmのイメージですと、唇側に余裕が出てきます。
これで、術後の骨の吸収を防げます。
インプラント治療も日々進化中です。