インプラントを検討している方へ
歯を失った方の選択肢として、入れ歯やブリッジ、インプラントといったいくつかの方法があります。インプラントとほかの方法との大きな違いは、インプラントはほかの歯に負担をかけず、逆にほかの歯を支える存在になってくれることです。 入れ歯やブリッジは、ほかの歯を支えているように見えて、実はあまり支えとはなっていません。ブリッジの場合は、隣の歯を削って歯を被せるので、むしろ両隣の歯にとっては負担となります。しかし、インプラントは土台が強固なので、歯がなくなった箇所に入れることで、ほかの歯をサポートすることができるのです。 また、「インプラント治療は痛い」と思われている方も多いようですが、そんなことはありません。むしろ、親知らずを抜くほうが痛いといわれています。一番大きな手術であるインプラント体の埋め込み手術は、術後に多少の痛みを伴うこともありますが、腫れることはほとんどありません。 ご心配な方には、麻酔による「痛みの少ないインプラント手術」を受けることもできますので、お気軽にご相談ください。
当院のインプラント治療の特徴
当院では、できるだけ痛くなく、短時間でできるインプラント治療をご提供できるよう努めています。インプラント治療の経験豊富な院長が手術を担当しますので、患者様にご負担をおかけしないよう、十分な計画のもと迅速な手術を行っています。
それをサポートする歯科衛生士も、当院には勤続10年以上のスタッフが3人在籍し、院長とは阿吽の呼吸で行っておりますので、安心しておまかせください。
インプラント治療の流れ
1手術決定後、CT撮影
当院のCTで精密な撮影を行い、骨の状態を把握した上で、治療方針を決めます。必要に応じて模型を作製し、ご説明させていただきます。
2インプラント体の埋め込み手術
顎の骨にインプラント体を埋め込みます。この手術が患者様にとって一番大規模な治療となります。埋め込んだところで手術を終え、次の手術で土台を作る方法（二回法）と、一度に土台をすべて作ってしまう方法（一回法）があります。患者様の状態に合わせて、適切な方法を選びます。
3インプラント体に歯を装着
埋め込んだインプラント体の上に、人工の歯を装着します。必要に応じて仮歯を作製し、噛み合わせの状態を調整して、本歯の作製を行います。
インプラントの素材について
インプラント体の素材は、純チタンのものと、純チタンをハイドロキシアパタイト（HA）でコーティングしたものを使用しています。チタンは骨と結合しやすい性質を持っていますが、それをさらにHAでコーティングすることで、カルシウムを誘導しやすくなり、ミクロレベルで骨とインプラント体を結合します。
これによって治癒期間を待つことなくインプラントを入れることも可能となり、こちらは欧米人よりも顎の骨の細い日本人には適しているといえます。
インプラントのメリット・デメリット
インプラントの最も大きなメリットは、自分の歯と同じように噛むことができる点です。審美的にも自然の歯とほとんど変わらず、周囲の健康な歯に影響を与えることもありません。精神的にもいい影響を与えるので、QOLの向上につながります。
インプラントのデメリットは、やはり高額の治療費がかかることです。手術が必要なことや、治療後のメンテナンスが必要なこともデメリットといえるでしょう。
料金・期間・保証について
インプラントの料金は、歯1本あたり¥440,000（手術代¥275,000＋上部構造物¥165,000）が目安です。治療期間は最短で1カ月半、長くて半年です。保証については、当院では上部構造物（歯）に関して5年保証を行っています。
※全て税込価格となります。
Q&A
Q
インプラントのリスクはあるの？
A
非常に安定した手術技法で、ほとんどリスクはないと考えます。
インプラントは他の歯を削ることなく行える手術です。
正しく処置を行えば、他の方法に比べて、術後の経過も非常に安定しています。
Q
インプラントで気を付けることは？
A
「激安」には気をつけたほうがいいかもしれません。
インプラントはリスクも少ない安定している手術です。
しかし、値段が安すぎるものには注意が必要です。
最近では「1本5万円」など、「激安」をうたうインプラント手術を行っているところもありますが、例えば、純チタンが望ましいインプラント体に微量に他の金属が混じり、金属アレルギーを起こしてしまうケースや、はめ込んだ歯がすぐに欠け・割れを起こし、保証がなく、かえって高くついてしまうケースもあると言われています。
